香典に偶数の金額はNG!!ダメな理由とふさわしい額は?

一般的に、香典を包む時は「偶数の金額は良くない」と言われています。それは一体ナゼなのか、また、それなら一体いくら包むのが常識的なのか?偶数がNGとされている理由と、理想的な香典金額について一般的な見解をまとめました。なにかとタブーが多い仏事の世界。香典にも避けたほうが良い金額があるってご存知でしたか?金額のタブー日本人は、面白いほど“縁起”にこだわる民族ですよね(笑)。その国民性は香典の金額にも表れているんですよ。例えば、「偶数の金額は良くない」ってご存知でしたか?すなわち、「二」とか「四」はダメなんです。なぜかと言うと、割り切れるから。「切れる」=故人とこの世のつながりが切れてしまうということで、忌み嫌われているんです。同じく、「苦しむ」という意味に通じるということで「九」や「四」も避けるべしというのが一般的常識です。普通に考えると、二万円って無難な金額なんですけどね(笑)。最近では、こうした古くからのしきたりに過度にこだわる必要はないという柔軟な考え方も出てきていますが、それでもやっぱり受け取る人によっては不快な気分になるかもしれませんし、避けておいたほうが良いような気がしますね。では、いくら包めば良いのか?香典の金額で、偶数はNG。となれば、必然的に奇数の金額が良いということになりますよね。結婚式のご祝儀だったら「三(3万円)」か「五(5万円)」ということで、「一(1万円)」はさすがに少なすぎ・・・という暗黙の了解がありますが、実は香典の場合は「一」でもOK。相手との関係性や自分の年齢、立場によっても金額には幅がありますが、場合によっては3,000円でも良いんです。というのも、喜ばしい出来事ではないため、奮発して多めに包んでしまうことはかえって失礼に当たるからです。「あまりに急なことで、用意がなくて」というニュアンスを含めて、新札ではなくて旧札にするべきというルールもあるくらい。20代~30代を例にとってみると、両親が亡くなった場合はさすがに最低でも5万円は包まないといけませんが(※自分が喪主を務める場合は必要ありません)、祖父母でも1万円、職場関係者なら5,000円~、取引先や友人なら3,000円~といった具合です。参考までに、香典の金額の相場をまとめておきますのでぜひ参考にしてみてください。(関係性によって金額を判断する必要があります。)親 5万円~10万円祖父母 1、3、5万円兄弟姉妹 3、5万円叔父・叔母 1、3万円その他の親族 3,000円、5000円、1万円、3万円友人・知人 3,000円、5,000円、1万円仕事関係 3,000円、5,000円、1万円「お札の枚数が奇数なら問題ない」は正解?「金額が2万円でも、お札の枚数が奇数になるなら問題ない」という話を耳にしたことがあるという方もいらっしゃるかもしれません。例えば、1万札が1枚と5千円札が2枚で合計2万円とか。これについては、原則的にはNGです。香典はあくまでも「金額」で判断されますし、そのやり方は少々“セコい”ですよね。自分がその香典をいただく立場だったとしたらどう思うのでしょうか?また、種類がバラバラのお札を入れられると管理するのも大変です。原則的なルールとして、「お札の種類はそろえる」「札の数は最小限で」というポイントを押さえておきましょう。香典の奇数・偶数問題についてはこちらの記事でも紹介していますので是非ご覧になってみてください。 ⇒ 香典の金額は奇数でと聞きましたが、、、連名だったらどうするの?しかし、例えば職場関係のお付き合いで香典を出す場合などは、複数人がお金を出し合って一つの袋に入れて持って行くというケースも多いですよね。その場合は、それぞれの“お気持ち”で金額は変わってくるでしょうし、集めてみなければいくらになるかわかりません。結果的に偶数になってしまったらどうすれば良いのか。これについては、「連名の場合は偶数や端数(12000円など)になってもそのまま包んでOK」とのこと。葬儀に関するプロの方がそのように回答しているサイトがありましたので、間違いない情報でしょう。ただ、気になるのであれば、「あらかじめ金額を決めて(奇数の金額になるように)、それを人数で割る」という方法が賢明です。香典を募る時に、例えば「1万円包もうと思っているので、人数で割った金額を請求します」という風にアナウンスしておくと賛同するほうもわかりやすいですね。正解はあってないようなものと心得よ!ただ、香典の金額目安はあくまでも「相場」。相手との関係性(つきあいの深さ)によっても変わりますし、地域によっても違います。また、家族葬の場合は香典を受け取ってもらえないケースもあります。正解はあってないようなものなので、迷ったら親族や友人に確認してみるのが賢明です。とはいえ、「偶数は避けたほうが良い」というのは全国的に通用する一般常識のようなので、ここは押さえておきたいところです。ちなみに、永代供養かどうかということについては、参列する側としては特に気にする必要はないようです。いずれにしても、一番大事なのは「故人への感謝の気持ちと、親族へのいたわり」。真摯に手を合わせることができれば、香典の金額は自分の身の丈にあった金額で十分なのです。【まとめ】「縁起」を重んじる日本ならではの風習「香典の金額は奇数でなければいけない」理由について解説してきました。ポイントをまとめてみます。偶数は「別れ」を意味するので縁起が良くないお札の枚数が奇数でも、金額が偶数なのは好ましくない香典の金額は故人との関係性や自分の年齢で決まる連名の場合は偶数や端数でもOK香典のルーツは、故人の霊前に供えるお線香や花。ですが、現代では「お供え物を購入するために使ってください」という弔慰の意味がメインとなっています。つまり、故人のためというよりは「残された遺族のため」という意味合いが強くなっているとも言えますので、なおさらルールやしきたりには注意が必要です。
Source: 葬儀のニュース