お花代って大体いくらなの?故人との関係が判断のカギ!

最終更新: 2019年10月28日目次 お花代の一般的な相場は? 正しい包み方をおさらいしておこう お花代?それとも線香? ご家庭の方針に合わせて臨機応変に! 【まとめ】正解はあるようでいていない。自己判断は危険!お花代は一体いくら包むべきなのか?その金額には、故人との関係やその家の方針(供養の在り方)によって幅が出てきます。とはいえ、一般的な相場はあるはず。そこで、お花代はだいたいいくら包むのが常識的なのか、リサーチしてみました。お花代の目安金額や包み方は、実際にその状況になってみて初めて慌てるというケースが多いようです。オトナの常識として、基本的なルールは知っておいて損はありません!お花代の一般的な相場は?大前提として覚えておきたいことは、「お花代には2種類ある」ということです。葬儀の時に入り口や故人の周りに飾る「供花」のお金葬儀に出席できなった場合に、後日、香典の代わりとして渡すお金①の供花については、個人で用意するというケースはあまりなく、親戚や友人同士、同僚など複数人で折半するような形になります。どんなグレードの花を、何人で送るかにもよりますが、スタンド式の供花は一つ1万円~2万円くらいはするので、一人当たり少なくとも3,000円くらいはかかるものと思っておいたほうが良いでしょう個人で供花を発注した場合は、そのお金を香典とは別の袋に包み、通夜や葬儀の受付で渡すという形になります。渡すタイミングについてはこちらでも紹介していますので併せてチェックしてみてくださいね。 ⇒ お花代はいつ渡すもの?相場金額も併せてチェック!一方、②のケースでは、自分の年齢と故人との関係によって幅がありますが、一般的な相場を言いますと最低でも5,000円からですね。「職場関係、友人、知人で5,000円」との目安があります。正しい包み方をおさらいしておこう包む際には白い封筒か、不祝儀袋に「お花代」「御供物料」と書いて渡します。神式では御玉串料です。平均金額は1万6千円前後で、金額分布の割合で多いのは1万円のようです。遠方で参列出来ないのでお花代を送る場合、故人との関係によって変わりますが、両親3~10万円、兄弟姉妹3~5万円、祖父母、おじ、おばは1~5万円が相場です。あまり多すぎても、少なすぎても不祝儀ごとには失礼になります。多すぎてしまうと、お返しが大変です。お家の台所事情が似通ったご親戚ばかりならば返礼品として用意するものを予め予測できますが、1~3万円位のお花代やお香典が多数だろうと考えて準備した場合その倍以上の返礼となります。高額すぎた場合は3~5万円分を商品券で、残りはカタログギフトなどでお返しするといいでしょう。多すぎます、と返すのは失礼にあたりますのでやめましょう。お花代?それとも線香?例えば、しばらく会っていなかった友人のお父様やお母様が亡くなっていたという場合。友人はおそらく気を使ってあなたに知らせていなかったのかもしれませんが、知ってしまった以上はなにもしないというわけにもいきませんよね。たとえ自己満足なのだとしても、何かしらの形でお悔やみの気持ちを伝えたいと思う方が多いのではないでしょうか。そのような場合にどうするべきか?一般的に、「友人の親」が亡くなった場合の香典の金額は「3,000円」か「5,000円」。ならば、お花代も3,000円で良いのではないか?というご意見もあるでしょう。お花代として「3,000円」という金額が安いかどうかについてはこちらの記事でも紹介されていました。⇒ Top-biz「お花代の書き方・おすすめの封筒・お返しの方法・値段の相場」上記でも解説されている通り、故人との関係性によって判断が分かれますので一概に「安い」「失礼だ」とは言えません。正解がない問題ですから、非常に曖昧で悩ましいですよね。判断に苦しんだ場合は、お花代ではなく線香を贈るという手もあります。変にお金を渡して気を使わせるよりは、絶対に使う線香のほうが相手も助かりますし、気も使わないでしょう。「中途半端に3,000円という微妙な金額を渡して気を使わせるよりは、消耗品の線香のほうが親切」という意見の方は結構多いようなので、世の中のスタンダードな対応の仕方として考えて間違いないでしょう。ただし、お渡しする際には必ずお悔やみのお手紙を入れましょう。ともすればお金や物など「カタチ」で供養の気持ちを伝えることに気を取られてしまいますが、本当に大切なのは相手を想う「ココロ」なのですから。ご家庭の方針に合わせて臨機応変に!花代は、故人様のとの関係や喪家の仏事に対する姿勢にもよりますが、1周忌、3回忌、七回忌を密にするお家でしたら総額でいくらになるのか予測はつきますね。ご無理のない費用をかけて、都度ことに忘れずに手配をされるのもよろしいかと思います。お家ごとの慣習や、地域性、親戚付き合いの考え方によって、お花代は様々です。無理のない、誠意が伝わるかたちでご用意されるのをお勧めします。ちなみに私の実家は全く回忌法要しませんのでお花の送りようもありません。こうなると葬儀の時くらい豪華にしてあげたかったなと悔やまれます。【まとめ】正解はあるようでいていない。自己判断は危険!「お花代」の定義や相場金額、渡すタイミングについて見てきました。最低限、覚えておきたいポイントをまとめます。「お花代」には2種類ある「3,000円」は判断が分かれる金額であるそのお宅の慣習や宗派、地域性によってもお花代は様々正解はあるようでいてない世界。何が失礼になるかわからない世界ですから、できれば一人で判断せず、周りの年長者の対応を手本として行動すると間違いがないでしょう。仏事の世界では、「経験を積んだ方から学ぶ」という謙虚な姿勢がとても大事です。
Source: 葬儀のニュース