位牌と共に旅行する場合の注意的についてまとめてみました。

生前、旅好きだったお母さんの位牌を持って旅行に行きたい!そのような場合、旅先に位牌を持って行くのは仏教的なルールから見てOKなのでしょうか?また、持って行く場合の注意点とは?故人と一緒に旅行を楽しむためのポイントをまとめてみました。晩年を寝たきりで過ごした、あるいは見当識を失ってあまり外に連れて行けなかったとなれば、残された家族にも悔いが残るもの。いまさらだけど旅行に連れて行ってあげたい!そんな時、位牌を持って旅に出るのはアリかナシか?その気持ちも供養のカタチ故人にキレイな風景を見せてあげたい。そう思って行動を起こすこと自体が一種の「供養」ですから、位牌を持って行くのは特に問題はありません。位牌には亡くなった方の魂が宿ると言いますし、ある意味では故人の分身のようなもの。位牌を持参することで、まるで故人と一緒に旅行をしているような、不思議な感覚を味わうことができるでしょう。生前、あまり良い思い出を作ってあげられなかったということであればなおさら、ぜひ一緒に旅に出ましょう!でも、どうやって運べば良いの?とはいえ、位牌を裸のまま手で持ち歩くのはオススメできません。電車に乗ってもバスに乗っても、道を歩いていても、きっと周りから奇異な目で見られることでしょう。それだと自分も落ち着かないでしょうし、なにより故人が恥ずかしいと思うんじゃないでしょうか・・・。旅行に位牌を持って行く場合は、布に包んでバッグに忍ばせておくのがオススメ。その際、無理に押し込むと破損してしまいますので、バッグの中には余裕を持たせるようにしてくださいね。(例えば、衣類などはキャリーバッグに詰めて、位牌はリュックに入れて背負うとか)「位牌が一緒だ」ということを常に忘れないように。バッグに入れておくと、ついつい位牌を持ってきたことを忘れてしまうかもしれません。そこで、無造作にそのバッグを床に置いてしまったり、他の荷物の下敷きになるような場所に置いてしまったり。これも位牌の破損の元になりますし、なにより故人に対して失礼ですよね!?持って行くからには、旅行の間中、位牌と一緒だということを常に忘れないようにしましょう。どこかに置き忘れるなんて、もってのほかです!私のように忘れっぽい人は特に、位牌ではなく小さめの写真を持って行ったほうが良いかもしれませんよ。写真ならパスケースやバッグのポケットに忍ばせておくことができますし、人に見られてもおかしな目で見られることもないでしょう。なにより、表情がわかる写真のほうが故人を身近に感じられますし、「一緒に旅行に来たんだ」という実感がわくんじゃないでしょうか。その際、ポイントは笑顔で映っている写真をセレクトすること。暗い、もしくは真面目くさった表情の写真だと、かえって悲しみが増してしまったり自分が責められているように感じたりしてしまうかもしれません。ぜひ、「イイ顔」の写真と旅して暗い思い出をアップデートしちゃいましょう。
Source: 葬儀のニュース