和装×葬儀は髪型ルールがいっぱい!一体どうするのが正解?

めったに着物を着ないのに、突然、葬儀で和装する立場になってしまった。そんな時、髪型はどうすればよいのでしょうか。洋装ならなんとなくイメージつくけど和装って・・・と考え込んでしまう方も多いのでは?ここでは、葬儀で和装する場合にふさわしい髪型について考えてみました。どんなに服装がバッチリ決まっていても、髪型がイマイチだと残念な印象になってしまいます。それは葬儀の時も同じこと。和装にふさわしい髪型で、誰に後ろ指をさされることなく堂々と故人を見送りましょう。重要なのはやっぱり「清潔感」和装でも洋装でも、葬儀の髪型の基本的な考え方は変わりません。重視したいのは、なんといっても「清潔感」。お辞儀をした時にバサッと顔が隠れてしまうような髪型ではないか?ボサボサで見る人に不快感を与えるような髪型ではないか?まずはそこが重要です。自分の身を美しく整えて出席することは、亡くなった方やその遺族に対して礼節を表すことにもなりますので、「失礼がない恰好」を意識することは基本中の基本です。次に意識すべきは「派手さ」「華やかさ」が抑えられているかどうか。葬儀は結婚式とは違っておめでたい席ではないので、目立つ必要は全くありませんし華やかさも不要です!これは洋装・和装問わず共通のルールですね。華やかな髪型ってどういうの?でも、華やかでない髪型って言われても難しいですよね。調べてみたところ、普段、何気なくやっている髪型も葬儀の世界では「華やか」とみなされてしまうことがわかりました。ポニーテール耳より上の高さが髪を一つにまとめたスタイル。これは「元気が良く明るい」=派手な印象を与えるということで、葬儀には不向きです。ひとつにまとめるなら耳より下の位置で。みつあみ、編み込みどちらかといえば地味な髪型の印象でしたが・・・、これも「オシャレ」の一環なので葬儀にはNGです。ハーフアップ後ろ髪を全てまとめるのではなく、下半分を残して結ぶスタイル。これは大丈夫でしょ!?と思っていましたが、やはり「オシャレ感が出る」ということで葬儀にはふさわしくないようです。パーマ、カラーリングこれはもうどうしようもないのですが、葬儀の際はシニョン(おだんご)などの髪型にして華やかさが目立たないようにしましょう。そもそも、和装とはあまり相性がよろしくありませんしね。手軽に黒髪になれるスプレーもあるので、そういったものを使って即席で地味髪を演出しましょう。えっ!黒でもゴムが見えちゃダメ?いかがでしょうか。こうして見てくると、普段やっている髪型のほとんどが葬儀には向かないことに衝撃を受ける方も多いかもしれません。さらに個人的に驚いたのは、「黒いゴムが見えるのはあまり良くない」というルール。シュシュはアクセサリーの一種だからダメ、というのはわかるんですが、地味なだけの黒いゴムすらもNGだなんて・・・。絶対にダメ!ってわけではないみたいですが、なるべくゴムが見えないようにお団子にしたり、黒いバレッタで隠したりといった方法が推奨されているよう。私のように髪もそれほど長くなく不器用なタイプは、ちょちょっと黒いゴムで結ぶくらいが一番ラクなんですが。ここまで制限が多いと、髪型が決まらなくて葬儀に遅れてしまいそうです。和装なら特に、着付けも髪型セットもコミコミでプロ(美容師)の力を借りるのが一番安心で失敗がないんじゃないでしょうか。
Source: 葬儀のニュース