位牌の預かりをお願いする場合の料金はどのくらいでしょうか?

「建て替えの間だけ」「旅行の間だけ」「半永久的に」。位牌の「預かり」にもいろんなパターンがありますが、料金はどうなっているのでしょうか。そもそも、どこに頼めば預かってくれるの?位牌の預かりサービスについて、システムと料金情報をまとめてみました。位牌は、故人の魂が宿っているとも言われる特別なもの。ぞんざいには扱えないものだからこ。、イザという時に預かりをお願いできる場所があると心強いですね。まずはお寺にご相談を仏事に関するプロといえば、なんといってもお寺です。菩提寺があるのであれば、そこで事情を説明して預かりをお願いしましょう。一時的な預かりであれば、(期間にもよりますが)2~3万円+お礼1万円くらいの料金で預かってもらえるそうです。菩提寺がない場合は、近所のお寺さんに相談するという手もありますが、「いきなり行く勇気がない」という方も多いのでは?その場合は、お寺を紹介してくれる便利なサイトもありますよ。(たとえば、「お坊さんjp」)紹介手数料は無料、僧侶やお坊さんは証明書を持っているなど、ネット系の業者についてまわる不安要素を取り除く努力がなされているのが好印象ですね。半永久的に預けたい!という場合はどうする?では、“一時的に”ではなく半永久的に預かりをお願いしたいという場合はどうでしょうか。それはつまり、自分ではもうその位牌を管理できなくなったという状況です。この場合も、やはり真っ先に相談するのはお寺。お寺に預けて半永久的に供養してもらう「永代供養」という選択肢があります。預かり料金がどのくらいかかるのか?というのはお寺によって異なるようですが、うちの近所のお寺だと「一霊位 60万円」とのこと。「高ッ!」と思いましたか?正直、私は最初「高いな」と思いましたが、この料金の中には三十三回忌までの法事供養料や毎朝の供養料、年4回の盆・暮正月・彼岸の合同供養祭供養料なども含まれています。もちろん、納骨費や位牌製作費などもコミコミ。(すでに位牌があって、それを預かりとなると要相談ですね)33年で60万円なら、単純計算で年間2万円。この他には費用は一切不要とのことですから、そう考えるとむしろ安いくらいなんじゃないでしょうか? ネットで依頼することもできますちなみに、永代供養の場合でも、位牌の預かり先をネットで探すことが可能。例えば「涙そうそう」というサイトだと、「7年間供養後お焚き上げ」というコースで料金3万円です。近場のお寺を紹介してくれるということなので、非檀家でお寺とまったく付き合いがない方には安心なサービスですよね。こういったサービスが出てきたということは、それだけ位牌の預かりサービスはニーズが高いということ。「管理できなくなったからポイっ」なんて罰当たりなことをする人ばかりではないという証拠であり、時代は変われど人々の供養の心は失われていないのだという証とも言えますよね。位牌は、私たちの命のルーツとも言える大切なもの。たとえ他人に預かりをお願いすることになったとしても、その存在はいつも心のどこかに留めておいて欲しいものです。
Source: 葬儀のニュース