老人ホームに位牌は持って行けるのでしょうか。

老人ホームに入居するということは、そこで一生を終える可能性があるかもしれないということ。となれば、大切な仏壇や位牌を持って行きたいと思うのは当然の心情です。老人ホームでは仏壇や位牌の持ち込みは許可されているのでしょうか?住み慣れた自宅を離れて、全く新しい環境で暮らすのですから、老人ホーム生活にはなにかと不安もついてまわります。そんな時、亡くなった両親やパートナーの位牌を手に取ることでホッと安心できることもあるはず。とはいえ、みんながみんな仏壇を持って入居したら大変なことになってしまうのでは!?仏壇の持ち込みには制限があります。お仏壇や位牌の持ち込みについての見解は個々の老人ホームによって異なりますが、多くの施設では「持ち込み可」とされているようです。ただし、あまりにも場所を取る仏壇を持ち込むのは他の入居者への迷惑や安全面(倒れてきて負傷したり)を考えて「NG」としているところが多いです。特に、複数人が同じ部屋で過ごすタイプの老人ホームには仏壇は持って行けないと考えておいて間違いないでしょう。しかし、それがコンパクトで場所を取らないものであれば、話は違ってきます。例えば、こんなお仏壇だったら場所も取りませんし悪目立ちもせず、イザとなったらサッと片付けられて便利!位牌も、このくらいのサイズに納まるものに作り替えておけば、老人ホームでも一緒に過ごすことができますね。何枚もある位牌、どうすれば良い?ただ、中には「仏壇に何枚も位牌があって、コンパクトな仏壇にはとても納まらない」というケースもあるようです。それなら、複数の位牌を一つにまとめられるこんな便利なアイテムもありますよ。「回出位牌(繰り出し位牌)」とも呼ばれるもので、仏壇内の省スペース化に貢献してくれます。特にこちらの商品は、ナチュラルなウォールナット材が絶妙なオシャレ感を醸してくれますね。(ケヤキとオークもあります)入居する老人ホームのインテリアにもよりますが、こんなデザインの位牌だったらどんな部屋にも自然になじんでくれるんじゃないでしょうか。(位牌を作り変えるのは少々手間ですが)いい機会なので、断捨離も。老人ホームに仏壇や位牌を持って行くとなると、必然的に仏壇の整理をすることになるでしょう。元の仏壇を処分して、新たにコンパクトな仏壇や位牌に魂を移し替えるというケースも多いはずです。お寺から僧侶を呼んで供養(閉眼供養・開眼供養)をしてもらわなければいけないので時間も費用もかかりますが、いずれはやらなければいけないことですから自分が元気なうちにできたら理想的ですよね。仏壇にあまりにも多くの位牌がある場合は、過去帳のみにして位牌をお焚き上げしてもらうという選択肢もあります。「一つの仏壇に多くの位牌を収めるのはあまりよろしくない」という説もありますので、本当に身近な人のものだけを残し、あとは過去帳に遷してはいかがでしょうか。老人ホームへの入居は、人生の大きな節目。残された家族やご先祖様に後々迷惑がかかることがないように、仏壇や位牌もしっかり整理して新生活に臨みたいものですね。
Source: 葬儀のニュース