位牌の正しい捨て方が知りたい!大切な位牌、どう処分する?

あまりに古すぎる位牌を処分して新しいものをお迎えしたい。または、終活の一環で位牌をどうにかしたい。そんな場合、古い位牌はどのようにして処分すべきなのでしょうか。その捨て方や処分方法については意外と知られていないもの。ご先祖様に失礼にならない正しい捨て方について見ていきましょう。位牌は、故人の魂が宿るという特別なもの。それをそのままゴミに捨てるなんてもっての他です。じゃあ、どうやって処分すれば良いの?位牌を買い替える場合まずは、古い位牌を処分して新しい位牌に買い替える場合。その場合は、古いものからご先祖様の魂を抜き、新しい位牌に移し換える儀式が必要になります。「魂抜きをして、新しい位牌に魂を入れる」、専門的には「閉眼供養をして、再び開眼供養をする」という手続き(法要)をすることになり、古い位牌はお焚き上げで処分するのが一般的。魂を抜けばただの木札ですから、家庭ゴミとして処分するという捨て方も間違いではありませんが・・・、ご先祖様の名前も刻まれていますし、ゴミとして捨てるのはあまりにも失礼では!?菩提寺にお願いすれば全てお任せできますので、まずは相談して日程を決めましょう。この場合、「お布施」という形でお寺にお金を渡すことになりますが、その相場は3万円~5万円といったところです。位牌を手放す場合では、終活の一環として位牌を手放したいという場合はどうなるのでしょうか。さきほどのような「魂抜き→お炊き上げ」という捨て方もありますが、自分がまだ生きているのにキレイさっぱり処分してしまうというのもなんだかご先祖様に申し訳ない感じがします。私がその立場になったとしたら、自分自身も心の拠り所を失ったようで心細くなるのではないかと。でも、「自分もいずれは仏壇や位牌を管理できなくなる。もう後継者もいない。だから早めに決着をつけておきたい」・・・このようなケースは今後増えていくはずですよね。それなら、お寺で永代供養の手続きをしましょう。永代供養とは、お寺や霊園に位牌を託して、自分の代わりに先祖供養を続けてもらうことです。33回忌を目処に、最終的にはお焚き上げ処分をすることになるのですが、50回忌まで安置してもらえるところもあります。ただ、永代供養の場合は50万円を超える費用がかかりますのでそこがネックになるかもしれませんね。ご先祖様の「これからのこと」は早めに決めておこう管理できなくなった位牌をどうするか。費用のこともあるので捨て方や管理方法にお悩みの方も多いかと思いますが、迷った時は専門業者に相談するという手もあります。最近は、位牌を郵送するだけで処分してくれる業者もあるみたいですね。費用も一体5,000円~で、安過ぎるのが逆にちょっと怪しい?「詐欺なんじゃないか」「実は、たいした供養もせずにポイッと捨ててしまうんじゃないか」と不安に思う方も多いでしょうし、実際、私も郵送して処分は「ナシ」かなあと思います。ですが、業者にもいろんなタイプがあるみたいですよ。心配なのであれば、お寺を紹介してくれる業者や、位牌のお焚き上げに立ち会わせてくれる業者を選べばいいんですよ。位牌は、亡くなった方の分身とも言えるもの。ご先祖様に失礼がないように、そして自分自身が後悔しない処分・捨て方を選びましょう。
Source: 葬儀のニュース